an escapist

以下の文章は全てノンフィクションです。


今日最後の客でトラブルがあった。

完全ないちゃもんだったけども客商売だから謝罪するかしかない。
それは職種は違えどずっと接客をしてきたから分かる。
ひたすら謝った。最悪エンコ詰めるか腹刺してもいいと思ってた。
思う所か言ってたけど。完全にいちゃもんなんだけどね！！！


一番腹立ったのが、義理がある訳でもなんでもないんだけど
私が人間的に大好きで大阪のお母さん的な立場の人を馬鹿にしたこと。
私自身はいい。どんなに罵倒されようが笑顔でも真顔でも謝罪出来る。
でもその人はずっと私を庇って謝ってくれてた。何を言われようとも。
いちゃもんでも私のために何度も頭を下げてくれた。

ただその人を馬鹿にされた瞬間、私はキレた。
責任取れ言われた瞬間、ここでエンコ詰めたらいいのか腹詰めたらいいのか？と。
それ言った瞬間、それまで隣にいて一緒に頭下げていたその人には怒られたけど
許せなかった。その人を馬鹿にされた事が。多分刃物持ってたらアホを刺してた。
でも、腕で押さえられて「耐えろ」というメッセージは伝わってきたから耐えた。

ただそのアホが消えてから耐えれなくなって、この歳で初めて外で泣いた。
私を助けてくれた人の前で。一人だったら暴れて終わったと思う。
ただその人が馬鹿にされたのに私を色んな意味で守ってくれて
最後に笑顔で励ましてくれた。明日も仕事なんだから目を冷やすんだぞと。

私はいい。現在一人身なんだから。でもその人は夫も子供もいる50台のお母さん。
そんな人が朝4時過ぎまで付き合ってくれ助けてくれ、励ましてくれ更に説教もされ。

なんかもぉ切なかった。泣くしかなかった。そういう今も泣いてるけど。

嬉しかったし切なかったし申し訳なかったけど、こういう女性になりたいと
心底思った夜でした。付き合いは短いんだけどね。やっぱり人の縁っていいなと。